ケーススタディCASESTUDY

放送設備の筐体

放送の安定稼働を支える。新入社員が学んだ、板金ケース製作のこだわり

放送設備の筐体には、強度、放熱性、外観、そしてメンテナンス性が求められま す。ケイビーテクニカでは、これらすべてを妥協することなく満たす「放送設備用精密板金ケース」を製作しています。新入社員はこの精密な製品がどのようにして生み出されているのかを目のあたりにし、当社の技術力とチームワークに驚きを隠せませんでした。

社内製作だからこその強み

課題 電子基板の検査において、測定精度と作業効率の両立 が難しいという課題がありました。
解決策 この課題に対し、プローブの位置決めを高精度化し、誰でも安定した測定ができる 治具を設計しました。また、繰り返し使用しても精度が落ちない構造を採用してい ます。
効果 単純な構造ながら、精度と操作性を両立することで、 検査時間の短縮 と 作業ミスの 削減 を実現しました。これにより、製造現場の効率改善に大きく貢献しています。

【1】設計から手がける「一貫製作」が生む、柔軟な対応力

ケイビーテクニカの放送設備用板金ケースは、お客様の要望に合わせてゼロから設 計するオリジナル製品です。お客様と綿密な打ち合わせを重ね、製造部門と細かく 連携する「一貫製作」体制こそが、私たちの強みです。 例えば、内部に熱がこもらないよう、経験豊富な技術者が精密な放熱孔やフィンの 配置を提案します。お客様の「困った」に寄り添い、共に解決策を探し出す。これ が設計から手がける製造業の醍醐味です。

【2】細部に宿る職人の技。信頼性を支える精密な加工技術

完成した製品は、その滑らかな表面や継ぎ目のない美しさ、そして複雑な内部構造 に職人の技が光ります。

・1mm以下の精度を追及するレーザー加工: 板金やコネクタの位置に合わせた繊細な穴あけも、設計通りに正確に仕上げます。
・熟練の勘が光る曲げ加工: 内部の部品配置に合わせた複雑な曲げ加工を、寸法の 狂いなく再現し、組み込み時のトラブルを未然に防ぎます。
・目に見えないほど美しい溶接技術: 継ぎ目がどこにあるかわからないほど丁寧に 仕上げ、強度と美しさを両立させます。

単なる箱ではなく、放送の安定稼働を支える信頼性の高いオリジナル製品。それ は、細部にまでこだわり抜いた職人技の結晶です。

【3】「オリジナル製品」を形にする探求心とチームワーク

設計、加工、溶接、検査。それぞれの工程を担当する社員が、自分の仕事に誇り持ち、互いに協力することで一つの製品が生まれます。私たちは、人々の生活に欠 かせない放送を支えるという重要な使命を胸に、チーム一丸となって最高の品質を 追求しています。

企画から製作までワンストップ

「こんな装置があったら便利なのに・・・」「手作業を自動化・効率化したい」「小ロットでも製作可能か?」といったご要望にもお応えします。 ケイビーテクニカは、企画・設計・開発・製作・納品までを ワンストップで対応し、お客様の課題を技術で解決します。 BtoB/BtoC問わず、オリジナル製品や専用治具、試作機の開発をご検討の際は、ぜひ一度ご相談ください。